研究課題/領域番号 |
18K13044
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
清田 恭平 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 主任研究員 (10516743)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 鶏卵アレルゲン / アレルゲン分析法 / タンパク加水分解物 / LC-MS/MS / 食物アレルゲン分析法 / 加水分解物 / 経皮感作 |
研究成果の概要 |
化粧品の一部には、保水性を有する食物由来タンパク、およびその加水分解物が使用されている。本研究では、化粧品原料として鶏卵に着目し、鶏卵の安全性指標の確立に資する情報を得るために、卵白アレルゲン4種類(オボムコイド、オボアルブミン、オボトランスフェリン、リゾチーム)に対するLC-MS/MS定量分析法を開発した。本法を使用することで、生鮮卵白または乾燥卵白におけるアレルゲン含有量の制御が可能となり、さらに、これらの酵素加水分解物において、オボアルブミン分解度を算出することで加水分解の進行を定量化することが可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鶏卵アレルゲンは複数種類存在するため、免疫学的手法に基づく従来の個別分析の手法では分析が煩雑であった。本研究では、質量分析計を用いて複数種類の鶏卵アレルゲンに対する同時定量を可能とした。また、本法を利用することで、従来の手法では分析困難とされていた鶏卵加水分解物中のアレルゲン定量が可能となり、その分解度の制御が可能となった。これらの客観的な情報を指標として活用することで、鶏卵タンパクおよびその加水分解物を使用した化粧品の安全性と品質の向上が期待される。
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