研究課題/領域番号 |
18K13049
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
新藤 浩伸 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (70460269)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 文化会館 / 公共ホール / 社会教育 / 生涯学習 / 劇場 / 文化政策 |
研究成果の概要 |
第一に、公民館、図書館、博物館、その他集会施設も含めた教育文化施設の歴史や原理に関わる基本文献を収集し、検討を進めた。 第二に、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、当初予定していた各地の文化会館の訪問調査、関係者への聞き取りに関しては計画変更を余儀なくされたが、収集した各地の文化会館の資料の目録作成を進め、完了することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第一に、教育文化施設はいかなる意味で公共性を有するかという原理的歴史的問いを提起した。 第二に、本研究を通じて、文化施設関係の資料を、公共性をもつ文書として社会の中に位置づけていく必要性を提起した。今回作成した目録をもとにアーカイブ整備の準備を進めているが、文化会館の設置運営に関する資料は所有者が明確ではなく、公文書としての位置づけも弱い。そのため散逸の危険が非常に高く、廃棄されてしまう例も多い。文化会館の歴史は、施設の歴史にとどまらず、施設が位置づく都市の歴史であり、社会の歴史でもあるため、関連資料整備や保存公開の原則、仕組みの構築など、今後も実践的な調査研究が求められる。
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