研究課題/領域番号 |
18K13071
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
佐藤 裕紀 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (60734001)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | キャリアガイダンス / デンマーク教育研究 / 若者支援 / 若者の移行 / 生涯学習 / ノンフォーマル教育 / 成人教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、デンマークにおける若者や成人の移行を支える仕組みとして、専門職によるキャリアガイダンスや経済的支援の具体的内容を明らかにした。特に、全市民が利用可能なオンラインでの幅広い「情報」支援が土台にあり、対象を焦点化した「ガイダンス」や「相談」サービスを、対面やオンラインで提供している点が特徴的であった。これにより、進路に関わる公平で適切な情報へのアクセスを保障している。 またフォーマルな教育以外の多様な学び場も、キャリアガイダンスの抱える課題を補完しながら人々の移行を支えており、特に困難性を抱えた若者や成人に対して、問題の未然防止と包摂の機能を果たしている点も明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、デンマークを事例として、人々の多様な生き方を支援する「生涯にわたるキャリアガイダンス」の具体像を明らかにした点である。人生100年時代とされ、リスキリングやリカレント教育が今後さらに重要視される社会的背景にあって、特にキャリア教育・ガイダンスにおいて検討されることの少なかった成人を対象としたキャリアガイダンスにも焦点を当て、若者や成人の移行支援の仕組みを明らかにしており、日本の生涯学習制度、教育行政、教育政策的に有益である。
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