研究課題/領域番号 |
18K13075
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 高松大学 (2020-2021) くらしき作陽大学 (2019) 四国学院大学 (2018) |
研究代表者 |
藤本 駿 高松大学, 発達科学部, 講師 (10582025)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 教師教育 / 教員専門職基準 / アメリカ / 教員養成 / 教員免許 / 教員研修 / 専門職基準 / 教師教育政策 / 教員育成指標 |
研究成果の概要 |
本研究では、全米規模の専門職団体によって策定された教員専門職基準が、州や学区レベルの教員養成・採用・研修制度にどのような影響を与えているのかという点に着目し、特定諸州の詳細な分析を通して、現代米国における教員養成・採用・研修制度の構造と実態を明らかにすることを目的とした。 その結果、1)全米教職専門職基準委員会(NBPTS)が策定したNBPTS基準に基づく資格認定システムが各州の免許制度や研修制度に位置づき、学校改善を促す取り組みとして進められている点、2)NBPTS基準をもとに策定された各州の専門職基準に基づいて、多様な質保証を図る取り組みが進められている点などが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、教員専門職基準の全米的傾向や特徴を把握した上で、メリーランド州やワシントン州など特定諸州の教員養成・採用・研修制度の構造や実態を明らかにしたという点で学術的意義がある。特に、全米教職専門職基準委員会(NBPTS)の資格認定システムに着目し、州や学区レベルの教師教育制度にどのように位置づき、どのような取り組みが行われているかを詳細に分析した点は重要であり、これまでの先行研究では検討されていない。これらの分析を通して、教員育成指標の策定や活用が進められる我が国の教師教育制度のあり方に対して改善指針を提示した点でも社会的な意義を有するものといえる。
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