研究課題/領域番号 |
18K13079
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 広島文化学園短期大学 |
研究代表者 |
黒木 貴人 広島文化学園短期大学, その他部局等, 准教授 (60736106)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ロシア連邦教育法 / 教育への権利 / 新自由主義 / 公益性 / ロシア連邦 / 教育法規 / ロシア教育 / 教育と政治・国家 / 教育行政 |
研究成果の概要 |
ロシア連邦における教育根本法である「ロシア連邦教育法」の規定内容分析により、ロシア連邦の教育政策及び教育行政について以下のような特徴が明らかとなった。 第1に、国民の「教育への権利」の保障と国家としての「公益性」の保障を志向している。第2に、教育を受ける主体である子ども(学習者)に対しても、どのような学習成果を得たのかという「義務」を課している。 これらの政策的特徴は連邦全体の教育の質保証を目指してのものだが、教育成果の可視化を重視することが「教育の強制」につながるのではないか、との危惧が指摘できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新自由主義的な教育政策の功罪が問われている昨今、ロシア連邦も例に漏れない。ロシア連邦教育法は、その一つの帰結であると言える。 日本においても教育成果の可視化が重要視される傾向が日に日に強まっているが、ロシア連邦における政策動向はその意義や課題を検討する上で一つの示唆を与えていると言える。
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