研究課題/領域番号 |
18K13088
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 同志社大学 (2021) 明星大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
西丸 良一 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (70634476)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 大学入試 / 大学適応 / 授業への関心・理解 / 大学生調査 / 大卒就職 / 初職 / 授業の理解 / 授業の関心 / 追跡調査 / パネル調査 / 進学理由 / インターネット調査 / 高校時の進路選択 / 出身階層 |
研究成果の概要 |
本研究は大学に入学する際、利用した入試方法によって授業への「関心」・「理解」に差があるのかを検討した。その結果、私立大学において「関心に合った授業が多い」傾向にあるのは、学力選抜による従来型の一般入試より、推薦(AO)入試を経て入学した学生であった。ただ「授業内容が理解できない」傾向にあるのも、推薦(AO)入試を経て入学した学生である。GPAの確定していない初年次を対象としているため、成績やその後の動向を捉えることはできていない。だが、大学での学業がうまくいかなくなる可能性は、推薦(AO)入試で私立の下位大学へ入学した学生と推測できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学入試は多様化したにもかかわらず、その社会的位置づけが計量的データによって、ほとんど検討されていない。たとえ検討されたとしても、その多くが大学単位の事例的なものに過ぎずないのである。そうした中、今回の検討から、一般入試と推薦入試を経て入学した学生の差が、下位に位置づく大学ほど大きいようすが確認できた。入試形態による差は、全国一律ではないのである。今後も多様化した大学入試を基軸とし、さらに検討を進めていけば、大学入試制度に対する有益な情報が得られるだろう。
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