研究課題/領域番号 |
18K13089
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 広島商船高等専門学校 (2019-2021) 広島大学 (2018) |
研究代表者 |
下田 旭美 広島商船高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80812784)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高専 / タイ / 技術者教育 / 教育借用 / 比較教育 / 技術教育 / 工学教育 / 国際教育協力 / 比較教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、タイにおける高専教育モデルの導入・受容過程を事例とし、①日本国内の高専教育の国際性ないし国際通用性の吟味、②高専教育モデルとタイの職業教育制度との摩擦ないし衝突、調整の実態解明を目的とするものである。 具体的には、①については、海外展開の際に先鋭化する高専教育のアイデンティティ、すなわち日本の高専教育の特徴について、文献・資料の分析を通して解明した。②については、高専教育モデルを導入したタイのテクニカルカレッジ2校ならびに高専教育モデルの導入を支援するタイ教育省職業教育局を訪問し、聞き取り調査や文献・資料収集を通して実施過程の把握を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本の高専教育の特徴ならびにタイにおける高専教育モデルの導入・受容過程を明らかにした。タイと日本との教育制度の違い、そこから発生した課題、その対応策などについての知見は、高専教育の海外展開・国際協力の実践のさらなる発展に資するものである。また、従来、タイの職業教育制度に関する研究蓄積は、基礎教育、高等教育、教師教育などの研究蓄積に比べて乏しく、本研究で整理されたタイの職業教育制度やそれを取り巻く環境についての知見は、そうした研究の空隙を埋めうるものである。
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