研究課題/領域番号 |
18K13090
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
|
研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
盛満 弥生 宮崎大学, 教育学部, 准教授 (20627666)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 家庭訪問 / 子どもの貧困 / 教師 / 生活背景 / 行事 / コロナ禍 / 働き方改革 / 個人情報保護 / 個人情報の保護 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、教師が年度初めに全児童・生徒の家庭を対象に行う「家庭訪問」が果たす意義と役割について、公立小中学校の教師へのアンケート調査等を通して明らかにすることである。2019年度時点では家庭訪問がまだ85%以上の学校で実施されていたA県の公立小中学校の管理職や担任教員等を対象に、2021年度と2022年度にアンケート調査を行い、家庭訪問の実施状況や家庭訪問を行う際の配慮事項、家庭訪問廃止の影響等について検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本で長年積み重ねられてきた教育実践であるにもかかわらず、実証的研究がほとんどなされてこなかった「家庭訪問」について、全国的に廃止・縮小の流れが加速するタイミングで、家庭訪問を重視する教員のみならず、消極的な教員も含めてデータを収集・検討できた意義は大きい。「子どもの貧困」の発見機能を期待される学校において、教師が子どもたちの家庭背景・生活背景をどのように把握し指導に生かそうとしているかを明らかにすることは、格差・貧困と教育をめぐる研究の学術的発展に寄与するだけでなく、学校を拠点とした子どもの貧困対策の推進に向けても重要な基礎資料となりうる。
|