研究課題/領域番号 |
18K13091
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 名寄市立大学 |
研究代表者 |
堀 智久 名寄市立大学, 保健福祉学部, 准教授 (70608710)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 障害 / 歴史 / 就学運動 / 共生共育 / インクルーシブ教育 / 日本 / 教育 / 原則統合 / 公共性 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、1970年代から「原則統合」の法制度への転換の提起に見られる今日に至るまでの就学運動の歴史研究を行うものである。とりわけ、1970年代から今日に至るまでの日本の就学運動の歴史記述を中心に行い、そこで提起された日本の<共生共育>の思想を複眼的な視座から把握することに力点を置いている。具体的には、助成期間中は、日本で唯一の就学運動の全国組織である障害児を普通学校へ・全国連絡会の運動等を中心に文献資料を収集・整理・分析し、記述を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本政府が2014年1月に批准した国連障害者権利条約ではインクルーシブ教育が規定されている。この批准にともない、日本政府は本条約の第24条に規定されているインクルーシブ教育を実行に移す義務を国際的に負っている。 この点で、日本の「共生共育」の思想の特徴を明確にすることは、インクルーシブ教育の実現に向けた制度改革を進めるためにも必要不可欠の作業である。今後は、国際的な教育改革運動であるインクルーシブ教育の理念や性格を改めて整理し、これと日本の就学運動のなかで展開された議論とを比較検証することを通して、日本のインクルーシブ教育のあり方について議論を深めていきたい。
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