研究課題/領域番号 |
18K13093
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
知念 渉 神田外語大学, グローバル・リベラルアーツ学部, 准教授 (00741167)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 非行 / 少年犯罪 / 計量テキスト分析 / 教育社会学 / 非行少年 / 不良少年 / ヤンキー / 言説 / DQN / メディア分析 |
研究成果の概要 |
本研究は、1990年代以降の〈不良少年〉に関する言説の特徴を分析し、分断社会という状況の改善・解消の方途を探ることを目的としている。そのために、新聞記事およびインターネット上の書き込みに対して、計量テキスト分析を行うとともに、人々が日常生活のなかで交わす会話のなかの〈不良少年〉言説を分析する方法を検討した。その結果、1990年代以降は〈不良少年〉が教育可能な存在として位置付けられなくなっている可能性があること、インターネットでは〈不良少年〉が「地域」イメージと結び付けられて表象されていることなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は、以下3点にまとめることができる。第一に、1990年代以降の非行や不良少年に関する言説の特徴を明らかにし、教育可能な存在として捉えられなくなっている可能性があることを指摘したことである。第二に、新聞記事に分析対象を限定することによって看過されてきた不良少年言説と地域イメージの結びつきを明らかにしたことである。第三に、日常生活のなかにある不良少年言説を分析する方法・視座を切り開いたことである。これらの知見は、現在の日本で排除されてきた青少年をどのようにすれば社会に包摂できるのかという政策的支援の構想に生かすことができるという点で社会的意義を有している。
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