研究課題/領域番号 |
18K13103
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
大島 みずき 群馬大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (90633438)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 幼児 / 園舎環境 / 遊び / 動線 / 社会的行動 / ストレス / 遊びの動線 |
研究成果の概要 |
本研究は幼稚園園舎建替の効果を幼児の遊びの動線と異年齢との関わりの変化,仮園舎環境における幼児の社会的行動の変化という2つ点を中心に明らかにすることを目的とした。幼児の遊びにおける動線については,回遊性のある園舎の方が幼児の園舎内での動線が増えることが示された。さらに異年齢と出会いやすい園舎環境であることがその関わりを増やす可能性についても示された。仮園舎環境における幼児の社会的行動の変化では,制限のある園舎環境が元々問題を抱えやすい幼児の社会的行動の発達に影響する可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は園舎建て替えという幼稚園にとっては一番大きな環境の変化が,幼児の園における行動にどのような変化をもたらす可能性があるかについて明らかにしたことに意義がある。遊びを中心に行われる幼児教育において園舎環境の変化のみで遊びの動線や関わる子どもの傾向に違いがあることが示されたこと,また制限がある園舎環境が時に子どもによってはリスクを伴うことが示されたことは,幼児教育施設における園舎環境という最も大きな保育環境を保育者が理解する必要性を示唆するものとなったと言えるだろう。
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