研究課題/領域番号 |
18K13110
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 大阪大学 (2021-2022) 京都大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
井出 和希 大阪大学, 感染症総合教育研究拠点, 特任准教授(常勤) (60796275)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 健康情報学 / 社会医学 / 予防医学 / 疫学 / 学校保健 / ELSI / 学術情報流通 / 質問紙調査 / 政策科学 |
研究成果の概要 |
学校健診情報を要約したレポートを還元している連携自治体および全国の保護者を対象とした調査を通して、家庭での情報の活用や意識、懸念についての基礎的な情報を得た。アウトリーチを通して、対話の場を形成すると共に、継続的に言葉を交わしながら研究や実践的な取り組みを更新していく基盤を形成することができた。加えて、人々が多様な媒体を通して触れる情報の動向やその背景の分析をし、プレプリントやプレスリリースの実態を明らかにした。これらを起点として、専門家コミュニティに留まらず、非専門家を含めたコミュニケーションを通して相互理解の形成に向けた素地を形成できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題における成果の学術的意義は、1)学校健診情報を活用する際の有益性だけでなく保護者の抱く懸念についても明らかにすることで、倫理的・社会的課題を考慮する際に参考となる知見を集積できたこと;2)人々が日々触れる情報(例えば、健康にまつわる情報)についてその一端を具体的に分析することで実態を把握できたことにある。また、社会的意義は、成果が相互理解の形成に資することにあり、健診情報の利活用に留まらず、より幅広く情報との付き合い方について今の具体的なあり様から対話を続ける基盤を形成したことにある。
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