• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

母子の身体接触場面で子どもが母親へ及ぼす影響と有効な行動レパートリーの実証的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K13111
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関姫路獨協大学 (2020-2022)
神戸大学 (2018)

研究代表者

西中 華子  姫路獨協大学, 人間社会学群, 講師 (60801595)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード母子相互作用 / 身体接触 / アタッチメント / タッチケア / ベビーマッサージ / 身体接触パターン / 母子ユニット / 母性 / 育児支援 / 乳児 / 母親
研究成果の概要

本研究では乳児のアタッチメントの形成に,母子の身体接触におけるどのような行動レパートリーが有効なのかについて検討を行うこと,またそれらの身体接触の行動レパートリーの生起頻度に,母親の心性や母子関係がどのように関連するのかについて検討を行った。その結果,母親の見捨てられ不安が高いほど生起頻度が増す「愛情的タッチ」について,乳児期という固有の時期において,遊び場面という限定的な環境では,子どものアタッチメント形成に肯定的な影響を及ぼすが,泣き場面では寄与しないことが明らかとなった。同様に母親の見捨てられ不安と関連する「遊びのタッチ」は,アタッチメント形成に否定的な影響を及ぼす可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

母子の身体接触は「タッチケア」や「ベビーマッサージ」などの用語で世間的に認知され,母親たちの関心は高い。本研究の結果より「ベビーマッサージ」や「タッチケア」と関連すると考えられる「遊びのタッチ」のアタッチメント形成への影響が示された。「遊びのタッチ」のアタッチメント形成への否定的影響は,タッチを行うことそのものの影響なのか,それを強迫的に追及してしまう母親の心性にあるのかなどについては,今後の検証が必要であるが,一定の示唆を得たと言える。加えて子どものアタッチメント形成に肯定的な影響を与える身体接触のレパートリーについても明らかになったことから,育児支援の新たな可能性への知見を得たと言えよう。

報告書

(4件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 母親の内的作業モデルが母子の身体接触へ与える影響2021

    • 著者名/発表者名
      西中華子
    • 学会等名
      日本発達心理学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi