研究課題/領域番号 |
18K13112
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 広島大学 (2019-2021) 兵庫教育大学 (2018) |
研究代表者 |
田村 典久 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (00739435)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 睡眠教育パッケージ / 睡眠負債 / 就床時刻の後退 / 睡眠不足 / 高校生 / 睡眠教育プログラム / 縦断調査 / 横断調査 / 単群前後比較試験 / 多機関連携 / 睡眠教育 / 睡眠健康 / 地域介入 / ポピュレーション戦略 / 睡眠促進行動 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、中学・高校生における睡眠問題を把握し、簡便に実施可能な睡眠教育パッケージを構築して、その効果を検証することであった。1)中学生を対象としてsocial jetlag(SJL)が生活支障度に及ぼす影響を調べた結果、SJLが1時間以上持続している群では1年後にQOLが低下し、抑うつ気分が増強した。2)睡眠負債が100分以上の生徒は日中眠気、イライラの割合が多かった。3)高校生を対象として睡眠教育パッケージを実施した結果、睡眠負債が改善した。この成果を基に睡眠負債が改善した時の目標行動の事後確率を求めた結果、「毎朝ほぼ決まった時間に起きる」等が有効であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、(1)Social jetlagが身体的QOLの低下、抑うつ気分の増強と縦断的に関連していることを明らかにした点、(2)高校生の睡眠負債、就床時刻の後退および睡眠不足の軽減に重要な12項目の睡眠促進行動メニューを明らかにし、簡便な調査票を作成した点、(3)睡眠教育パッケージの有効性を示し、睡眠問題の改善に有効な睡眠促進行動を明らかにした点で重要な研究といえる。 これによって、各校で効果の期待できる睡眠教育パッケージを簡便に実施できるだけでなく、保健室での個別支援からクラス・学校単位での睡眠教育支援の際に、生徒の睡眠問題に合わせた適正な目標行動の提案ができる。
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