研究課題/領域番号 |
18K13114
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
佐藤 鮎美 島根大学, 学術研究院人間科学系, 講師 (90638181)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | デジタルアプリケーション / 共同注意 / 視線推定 / 乳児 / 文化比較 / 視線方向推定 / 多次元解析 / 日英比較 / 乳児期 / 社会的認知発達 / 相互作用の多次元解析 |
研究成果の概要 |
本研究では,子ども向けデジタルアプリケーションが乳児の社会的認知発達に与えるリスクを軽減するため,特に共同注意に焦点を当てて検討をおこなった。親子の視線方向を客観的に推定する非接触型システムを開発し,それによりデジタルアプリケーション使用時の親子の視線やりとりを多次元解析した。 さらに,日英の親子データの比較から,両者の間に異なる視線パタンが見受けられ,デジタルアプリケーションの影響が一様ではないことが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の同様の研究で用いられてきた搭載型視線方向検出器は,乳児に帽子型もしくは眼鏡型の装置を装着するものであり,乳児にとっても実験者にとっても負担の大きいものであった。本研究で開発した非接触型視線方向推定システムは,乳児に負担がなく撮影動画から事後的に視線方向を推定できるシステムであるため,視線を扱った乳児研究の全てに寄与できる可能性がある。さらに,デジタルアプリケーション使用時の親子の視線やりとりを日英で計測したことにより,子どものICT利用などについて示唆を与える研究となっている。
|