研究課題/領域番号 |
18K13132
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
|
研究機関 | 兵庫大学 |
研究代表者 |
米野 吉則 兵庫大学, 健康科学部, 講師 (00711566)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 幼児 / 身体活動量 / 座位行動 / 置き換え効果 / ISモデル / 運動能力 / 排便習慣 / 新型コロナウイルス / 運動習慣 / 介入プログラム / 健康プログラム / ISモデル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、Isotemporal Substitution (IS)モデルを用いて、幼児の身体活動量の置き換えが運動能力、生活リズムなどの関連要因に及ぼす効果と、その置き換え効果を活用した健康づくりプログラムの確立と有効性を検討することである。なお、新型コロナウイルの影響を受けたため、健康づくりプログラムによる介入研究は実行できなかった。結果は1日5分の座位行動を中高強度の身体活動に置き換えることにより、走能力は有意に低値、跳と投能力は高値を示し、排便習慣も有意に低値を示した。座位行動を高い身体活動に置き換えることで運動能力の向上と排便習慣の改善が期待できる結果となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの身体活動の減少が指摘され、身体活動量の低下は子どもの運動能力の低下や生活リズムの乱れの要因にもなっている。このような中で、従来の研究は「身体活動量を1日60分増やす」「座位行動を1日30分減らす」といったアプローチであった。しかし、人の1日使用できる生活時間は有限であり、身体活動量を増やすのであれば、それ以外の行動時間を同時間減らす必要がある。本研究で用いたISモデルは「1日30分の座位行動を中高強度の身体活動に置き換える」といった同等時間を置き換えることにより、現実的に可能となる。以上、ISモデルを用いることでより実生活と親和性の高い身体活動の目安を保育現場に提示することができる。
|