研究課題/領域番号 |
18K13134
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 比治山大学 |
研究代表者 |
濱田 祥子 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (20638358)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 保育 / 外在化問題 / 評価 / 帰属 / 生物心理社会モデル / 保育者 / 原因帰属 / 気になる子ども / 省察 / ADHD行動特徴 / ADHD |
研究成果の概要 |
本研究は,攻撃性や多動性などの外在化問題への保育者による対応が,外在化問題に対する評価,背景要因の推定及び保育方法とどのように関連するのかを定量的に検討した。まず,自由記述データの概念的整理に基づく保育者用の項目を作成した。作成した項目を用いた質問紙調査の結果,外在化問題の背景要因に保育を推定することは多様な対応と関連し,子どもや家庭に関する要因を推定することは不適切な対応と関連することが分かった。また,まとまりが高い保育は外在化問題に対する負担感があり,不適切な対応と関連した。一方,個別性が高い保育は対応が可能であると考え,不適切な対応を除く全ての対応と関連することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの保育者が対応に困難さを感じる外在化問題に関して,対応と関連する要因を検討した。背景要因に「保育」を推定することと保育方法の「子ども中心・個別保育」は,不適切な対応を除く多様な対応と関連した。一方,保育方法の「保育者主導・まとまり保育」は不適切な対応と直接的に関連した。子どもと保育者の相互作用の悪循環を防ぐ介入可能な要因を初めて明らかにし,保育者支援へ重要な示唆を与えた。
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