研究課題/領域番号 |
18K13141
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 四国大学短期大学部 |
研究代表者 |
姫田 知子 (永井 知子) 四国大学短期大学部, その他部局等, 講師 (30612056)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 地域子育て支援拠点事業 / 子育て支援 / ペアレンティングプログラム / 被援助志向性 / 援助要請 / 支援者の専門性 / 母親 / 援助要請行動 / 専門性の向上 / 保育者 / 親支援プログラム / コミュニティアプローチ |
研究成果の概要 |
本研究では,地域子育て支援拠点事業の予防的役割を明確にし,養育者が必要に応じて援助を求める可能性が高まるようなペアレンティングプログラムの開発を目的とした。調査の結果,3因子29項目が得られ,地域子育て支援拠点事業への継続的な利用を促すためには,これらを意識的に取り入れることが必要であると示唆された。最終年度には,本研究の結果をもとに,支援従事者向けチェックリストを作成し,普及を図った。また,既存のペアレンティングプログラムの実施による援助要請行動の変化について検討すると同時に,実践家へのインタビュー研究により課題の整理を行い,子育て支援プログラムを開発する際の留意事項について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子育て支援への関心が高まる中,地域子育て支援拠点事業についても様々な取組がなされており,その支援の質が問われている。本研究において,地域子育て支援拠点事業の予防的役割を明確にし,養育者の継続的な利用を促すために注意すべき観点が整理されたことにより,潜在的リスクを抱えうる子育て家庭への予防的支援の一助になることが考えられる。また,既存の子育て支援プログラムの課題を整理したことにより,養育者の援助要請行動を促進する要因について検討することができ,子育て状況の悪循環を断ち切るための予防的支援の可能性が示唆された。
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