研究課題/領域番号 |
18K13147
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
松嵜 昭雄 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10533292)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 原場面 / モデリング / Grundvorstellungen / 数学者 |
研究成果の概要 |
モデリングにおける数学の臨界について,「Grundvorstellungen」に着目すると,数学を前提とした,数学的トピックや数学的モデルの状位について確認しておくことが検討課題となる。また,数学者が扱う数学のモデルを区別することが検討課題となることを指摘した。 数学者を被験者とするモデリング調査から得られたデータをもとに,原場面を変数として採用した応用反応分析マップから,数学に関係する原場面の1つを帰結として最終的結果が導かれていたものの,被験者の専門である解析学に直接関わる数学に関係する原場面ではなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の核心をなす問いである「モデリングにおける数学の臨界はどこまでなのか」に対して,現実に関係する原場面と数学に関係する原場面を区別することで,数学の臨界を射程に入れた議論が可能となる。 現行学習指導要領の小学校算数科と中学校数学科の解説には,中央教育審議会答申で示された「算数・数学の問題発見・解決の過程」が,算数・数学の学習のイメージとして掲載されている。【現実の世界】の部分を含む過程と【数学の世界】に含まれる過程を意識することは,算数・数学の指導者にとって必要である。さらに言えば,算数・数学科における問題解決において意識すべき世界の規定として,本研究課題が貢献することが期待できる。
|