研究課題/領域番号 |
18K13149
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
五島 朋子 東京大学, 地震研究所, 特任研究員 (10782039)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 学校防災 / 出前授業 / 地域防災 / 出張授業 / 災害対応 / 危機管理 / 防災教育 / 避難所 / 教員防災教育 / 校内研修 / 災害想定 / 地震 / 津波 / 水害 / 防災リテラシー / 教育委員会 / 南海トラフ / 防災アンケート / 首都直下地震 / 防災主任 / 避難訓練 |
研究成果の概要 |
2018年度は、歴史地震に関する教材開発のため、他研究者と地理・地質に関する巡検に参加する等した。川崎市沿岸部は埋立造成されている地域があり、特有の地形から考えられる自然災害について教材を作成し、今後の教員防災研修に役立てる見通しができた。2019年度は、都立高校において出張授業を行った。その中で生徒へ課題を家に持ちかえらせ、学校から家庭や地域へ災害に関する知識を還元できるよう工夫した。2020年11月、福岡県立三池工業高校の生徒と教職員を対象とした防災教育を実施した。福岡県大牟田市は、令和2年7月豪雨で浸水被害を受け、同年9月に発生した台風10号では沿岸地域で高潮災害が懸念された地域である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
取組みの最後に、出前授業後のアンケート(生徒ならびに教員対象)で、本取り組みの評価を行った。その中で、学校の先生方からは、“より一層の危機管理強化の必要性を感じた”等の意見があった一方で、その後の避難訓練にも研修内容を生かす工夫が必要である、という課題も浮かび上がった。生徒だけでなく教員の防災研修の同時開催には大変意義があり、これらの取り組みは、地域防災力ならびに教職員の災害時の防災力の向上に資するものと期待される。
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