研究課題/領域番号 |
18K13161
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
寺内 大輔 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60613891)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小学校音楽科 / 即興的表現活動 / カリキュラム開発 / プログラミング教育 / プログラミング的思考 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,小学校におけるプログラミング教育と,音楽科の即興演奏活動等との関連に着目して,新たなカリキュラムを開発・提案することである。成果は,次の3点である。 (1)プログラミング教育と即興的表現活動等とを関連させる理論的基盤として〈演奏行為のアルゴリズムを構築する活動〉を示した,(2)(1)の実例として,2つの教材を開発した,(3)(1)の実践における授業者の留意点を整理して示した。 また,本研究の研究過程において生じた副次的な成果として,ICT活用を伴う即興的表現活動の具体例を示したこと,即興的表現活動に関わる作品等を学校教育以外の現場で複数実践・発表したことも挙げられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校教育課程において2020年度から必修化されたプログラミング教育は,小学校音楽科における音楽づくり活動との親和性が高いことがしばしば指摘されてきた。しかしながら,そうした言説の多くが,もっぱら楽曲をつくる活動との関係にのみ焦点があたっており,即興的表現活動等との関係についてはあまり言及されていなかった。 そうしたなか,即興的表現活動等に内在する方法や手順(アルゴリズム)に着目し,プログラミング教育と関連づける理論的基盤〈演奏行為のアルゴリズムを構築する活動〉を,具体的な実践例とともに示した本研究成果は,今後の小学校音楽科におけるプログラミング教育の発展に資することが期待できる。
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