研究課題/領域番号 |
18K13165
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
吉川 暢子 香川大学, 教育学部, 准教授 (20412554)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 親子 / レッジョ・エミリア / 芸術士 / 造形意識 / Arts-Based Research / 造形活動 / ドキュメンテーション / レッジョ・エミリア・アプローチ / 造形ワークショップ / 子どもの声 / 親の意識 / 造形意識の変容 / 子育て支援拠点 / 表現力 / 親の学び / プログラム構築 |
研究実績の概要 |
本年度は幼稚園において親子を対象とした造形プログラムの試作(暗闇アート,白と黒の世界)を実践した。特に暗闇アート,白と黒の世界では、場の空間の変容が子どもの創造性に変化をもたらすのかについて着目した。その結果、子どもの創造性を育む場をどのようにつくり出していくのかに関する知見を得ることができた。 なお、昨年度の研究計画でもあった子どもの声を聴くことに着目し,継続して親の子ども理解につながるドキュメンテーションの作成を行い,親の造形意識の向上に寄与するように努めた。また,本年度もコロナ禍において対面で の親子の造形ワークショップ等の実施は多く実施できなかったが,最終年度に向けて実践をまとめる準備を行なった。 [招待講演]吉川暢子/「高松市芸術士派遣事業」における芸術士実践からアートの力を考える-子ども自らが自分の「問い」を探求するために-/シンポジスト/令和3年西日本芸術療法学会/2022(2022年10月2日オンライン) [学会発表] 吉川暢子/芸術士の実践の実践における光を使った遊びに関する一考察/ポスター発表/第75回日本保育学会/2022(2022年5月16日オンライン) [研究発表] トライアングル展;感覚を結ぶの報告/国際共同研究研究会 「オンラインでの美術デザイン教育プログラムの共同構築の可能性」3大学合同プロジェクト2022, 共同/2022(2022年12月28日オンライン) [研究発表]吉川暢子・手塚千尋/Triangular Universities Project of Distance Education 3大学合同展の取り組み,/国際共同研究会議 コロナ時代の美術デザイン教育のオンライン実践;社会文化的エコシステム型遠隔学習の構築にむけて/2022(2023年3月21日オンライン)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度は研究の最終年度であった。当初の予定では親子を対象に実施してきたプログラムを修正しながら、再び実施する予定であった。しかしながら,まだコロナ禍の影響により対面でのワークショップ等の実践が難しかった。そのため,実践の検証や親の意識変容や苦手意識などに変化があったのかについて明らかにするに は不十分であると判断したため,研究計画をさらに1年延期することにした。以上のことから、計画とした内容の進捗状況は「やや遅れている」と考えられる。 次年度は最終年度となるため、継続して造形プログラムの実施を行うだけでなく、それをまとめ調査結果を発表する。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度となる令和5年度の研究推進方策は、実施の場面において今までに行なってきた造形プログラムから冊子にし,高松市内の保育所等に配布できるようにし,より親の子どもの造形理解につなげる。また親の意識 変容や苦手意識などについて親のインタビューやアンケートについてテキストマイニング等を使用して詳細に分析し、より省察を深めることとする。
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