研究課題/領域番号 |
18K13170
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
齊藤 理砂子 淑徳大学, 総合福祉学部, 准教授 (90634907)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 養護教諭 / 協働 / 教諭 / チームとしての学校 / 組織文化 / 多職種連携教育 / 児童生徒の現代的健康課題 / 保健師 / 卒前多職種連携教育プログラム / 連携 / コーディネート / 共起ネットワーク / コーディネート力 / チーム医療 / チーム支援 / チーム学校 / 現代的健康課題 |
研究成果の概要 |
本研究では、他職種と連携しつつ健康課題を抱える子どもを支援できる学生の育成を目指した、卒前多職種連携教育プログラムを開発した。そして養護教諭課程と保健師課程の学生に対して実施したところ、他職種連携に関する意識の向上が窺え、本プログラムの有効性が示された。 またインタビュー調査と文献調査を行い、「チームとしての学校」における協働に影響を与えうる要因を明確化した。さらに養護教諭に対して行った質問紙調査からは、これらの要因のうち、「保健教育の実施」「養護教諭と教諭の共同理解」「管理職の関与」は正の、「多忙」は負の影響を与えることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代的健康課題を抱える子どもへの支援には、専門職同士の連携が不可欠であるが、そのための卒前多職種連携教育はほとんど行われていなかった。本研究では合同授業や専門職種間の相互理解と尊重、専門職間の連携による障害と対立の確認等を取り入れた卒前多職種連携プログラムを開発し、その有効性を確認した。この試みは、保健医療職と教育職が連携する分野における、今後の多職種連携教育のあり方への貴重な第一歩と言える。また、学校における専門職間の協働に影響を与える要因が明確化されたことは、今後の「チームとしての学校」や多職種連携教育のあり方に示唆を与え、より効果的な協働や教育プログラムが期待できるであろう。
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