研究課題/領域番号 |
18K13172
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
内田 隆 東京薬科大学, 生命科学部, 講師 (20782163)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 科学教育 / 理科教育 / STS教育 / 科学技術社会論 / 意思決定 / 合意形成 / 共創 / コンセンサス会議 / 市民参加 |
研究成果の概要 |
科学技術の社会的課題について多様な価値観とのバランスに配慮しながら対話・協働によって意思決定・合意形成し,新しい科学技術を取り入れた社会の在り方を「共創」する授業を支援するために,「生殖補助医療」「遺伝子組換え農作物・食品」を題材に,コンセンサス会議の手法を活用した教材を開発した。教員研修や高校での試行授業の結果は好評であり,多くの教員・学校で取り組めるようにワークシート形式の小冊子にまとめた。さらに,「総合的な探究の時間」の探究の過程の充実に向けた支援策として,科学技術の社会的課題を探究課題とし,市民参加型テクノロジーアセスメントの手法を活用して指導計画を作成する方法の有効性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した教材を活用した授業は,理科だけではなく家庭科,社会科等領域横断的な科学技術の社会問題を題材とするため,課題解決の過程で多様な資質・能力が必要とされる。「主体的・対話的で深い学び」の具体的な教材・実践として位置づけ活用できるうえに,理科を基軸に各教科と連携したクロスカリキュラムの開発や「総合的な探求の時間」等への展開も期待できる。開発した教材は,中学・高校の授業への普及に向け小冊子化したので,コンセンサス会議やシナリオワークショップ等の手法の教育現場への展開が期待され,生徒主体の対話・協働を通して共創させる手段が少ない教師に手法の選択肢を増やし,多様な取り組みへの発展も期待できる。
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