• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

日本におけるゼロ・トレランスの有効性と課題の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K13174
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関東都大学 (2022)
立正大学 (2018-2021)

研究代表者

井 陽介  東都大学, 管理栄養学部, 講師 (40750774)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード生徒指導 / ゼロ・トレランス / 段階的指導 / 段階的生徒指導 / 高等学校
研究成果の概要

本研究では、ゼロ・トレランスの生徒指導の有効性と課題を検証することを目的とした。教師への調査結果では、ゼロ・トレランスの生徒指導を肯定的に捉えていることが示された。特に、教師は「指導基準を統一」して生徒指導できること及び問題行動が減少していることに有効性を認識していた。生徒への調査結果では、生徒は「学校環境の好転」等を理由にゼロ・トレランスの生徒指導を肯定的に受け止めていたことが示された。
しかし、教師は「教師の指導の統一」、生徒は「不平等な指導」等に課題を認識していることも明らかとなった。これらの課題を改善していくことは、ゼロ・トレランスの生徒指導では必要であることも示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで日本におけるゼロト・レランス導入校への調査は非常に少なかったことから、日本で実践されているゼロ・トレランスの生徒指導の有効性や課題は必ずしも明確にはされてはこなかった経緯がある。本研究では、ゼロ・トレランス導入校の教師及び生徒に対して質問紙調査を実施し、その調査結果からゼロ・トレランスの有効性や課題を検討した。
本研究では、日本特有のゼロ・トレランスの有効性や課題をある程度表出できたと考えられる。また、調査協力校には調査結果をフィードバックし、学校によっては研修等で調査結果を参考にしていただいたこともゼロ・トレランスの生徒指導をより良く構築するためには一定の意義があったと考える。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] ゼロ・トレランス導入校の生徒の認識 ―質問紙調査を通して―2023

    • 著者名/発表者名
      井陽介
    • 雑誌名

      東都大学教職課程年報

      巻: 1 ページ: 12-21

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 高校における熟議を通じた校則の民主的意思決定の可能性-特別活動および生徒指導の観点から-2021

    • 著者名/発表者名
      斉藤雄次・井陽介
    • 雑誌名

      人間文化研究

      巻: 36 ページ: 25-42

    • NAID

      120007166982

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ゼロ・トレランス導入校の教師の意識2020

    • 著者名/発表者名
      井 陽介
    • 雑誌名

      日本高校教育学会年報

      巻: 第27号 ページ: 38-47

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ゼロ・トレランスの生徒指導に対する教師の意識2020

    • 著者名/発表者名
      井陽介
    • 学会等名
      日本教師学学会第21回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本におけるゼロ・トレランス理念に基づく生徒指導の有効性と課題について-生徒への質問紙調査から-2019

    • 著者名/発表者名
      井陽介
    • 学会等名
      日本生徒指導学会第20回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi