研究課題/領域番号 |
18K13185
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 常葉大学 (2021) 岡崎女子短期大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
伊藤 理絵 常葉大学, 保育学部, 講師 (70780568)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 嘲笑理解 / 道徳教育 / 高度な心の理論 / 笑いの攻撃性 / 他者感情理解 / 道徳性 / 意図 / 嘲笑 / 笑い / ユーモア / いじめ / 友人関係 / 高次の心の理論 / いじめ防止 / 協働的保育 / 笑いの攻撃性の理解 / 意図理解 / 道徳的判断 / 幼小教育 / 感情理解 / 表情 / スタートカリキュラム / 幼小接続 / 発達 / 幼児期 / 児童期 |
研究成果の概要 |
他者を傷つける笑いについて、子ども自身が共感性をもって相手の感情について考え、議論することがいじめ防止教育になると考え、嘲笑理解の発達を踏まえた道徳教育について検討することにした。嘲笑理解と規範意識・道徳性の発達の関連を明らかにし、笑いに纏わる様々な事例から、考え、議論する指導法を検討した。 6歳までは故意性の判断に揺れが見られていたことから、「うれし泣き」のような、“典型”とされる表情と感情の不一致場面に着目し、その表情が意味する感情について考え、議論する道徳教育を提案した。また、“いじめの芽”に対応する協働的保育と子どもの逸脱行為や対人葛藤場面への脱慣習的関わりを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嘲笑理解を含め、子どもの発達を踏まえた道徳教育について考えるにあたり、課題の通過率等で子どもを評価した結果に基づく型にはめたプログラムは、望ましくないことが示唆された。「笑い」という、一見、ポジティブに思える感情を表しているかのように思われる表情や、相手からの謝罪を笑って許せないネガティブな感情についても、表出の意図や受け手の心的状態について対話的に考え、議論することが重要であることを提示した。
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