研究課題/領域番号 |
18K13186
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 函館工業高等専門学校 |
研究代表者 |
須藤 絢 函館工業高等専門学校, 一般系, 准教授 (90780693)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | メタファー / 正負の数 / 数直線 / 心的数直線 / アフリカ / 負の数 / アフリカ諸国 / 数学教育協力 / 数学的概念 / 国際教育協力 / 数学教育 / 認知言語学 |
研究成果の概要 |
アフリカ諸国の低い数学学力の背景には数学的概念理解に必要なメタファーを意識した学習がなされていないのではないかという仮説のもと、正負の数の加減を取り上げ調査・分析をしてきた。その結果、正負の数の加減の習熟には、数を直線上の点とみることが出来るメタファーの形成が必要不可欠である数直線への理解や、その見積もりが大きく影響していることが分かった。その中でも数直線の両端や真ん中を見積もる能力が重要であることが明らかになった。また、発達心理学分野における数概念の基盤を作ると言われる心的数直線を定量化する心的数直線課題を援用した調査・分析から、心的数直線の形成がなされていない可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
工業化を目指す多くのアフリカ諸国において低い数学学力は喫緊の課題である。同時に、わが国の国際協力においてアフリカ諸国に対する理数科教育は重点的に取り組まれている分野である。本研究成果の社会的意義としては、アフリカ諸国に対し、その低い数学学力の背景の一端を明らかにし、アフリカ諸国の数学教育への一助となることである。学術的意義としては、わが国の国際数学教育協力分野の研究において、これまでにない視点であるメタファーや心的数直線といった観点からの研究を実施し、生徒の概念理解の様相を定量的に明らかにする方法を提示できたことである。
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