研究課題/領域番号 |
18K13189
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 国際教養大学 (2019-2022) 北海道大学 (2018) |
研究代表者 |
成澤 徳子 国際教養大学, 国際教養学部, 研究員 (90614107)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高等教育 / モビリティ / 大学の国際化 / 留学生市場 / 留学生ニーズ / 移民 / 国際比較研究 / サブサハラ・アフリカ / 留学 / アフリカ |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、学生の国際移動が頻繁で将来性のある留学生市場として世界に注目されているものの、いまだ高等教育のエリート段階にある学生の海外留学に関して、意思決定要因を含めたミクロな動態が十分に解明されていないサブサハラ・アフリカ地域について、高等教育分野における学生の国際モビリティの実態を包括的に明らかにすることである。 令和4年度も引き続き、研究資料の収集と分析に注力した。世界各国でアフリカ出身の留学生獲得が国家戦略として打ち出されているなかで、旧宗主国以外でアフリカ出身留学生の受入国として台頭するマレーシアやサウジアラビア等のイスラム圏と中国へのプッシュ・プル要因に関する文献を中心に渉猟し、旧宗主国への留学や日本留学の状況と比較検討した。また、移民を積極的に受け入れている先進諸国を中心に、留学終了後に数年滞在もしくは永住を志向する留学生が増えているが、留学生とホスト社会との関係について、自治体による外国人留学生受け入れを通じた地域活性化の取り組みに関する事例を集めた。加えて本研究では、ホスト社会のキーパーソンについて、外国住民と地元住民とを結ぶ文化の仲介者としての役割に焦点を当て、秋田県の集落の伝統行事を事例として考察を深めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究期間の途中で研究の活動拠点がアフリカから日本国内に移ったこと、また新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて現地調査の機会が限られたことで、学生の日本留学をホスト社会側の視点でも検討するなど、本研究課題についてより多角的な観点から分析を進めることにした分、当初の予定よりもやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの文献調査や研究会参加、データ分析の成果をとりまとめ、査読誌で論文発表をおこなう。
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