研究課題/領域番号 |
18K13192
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
川上 ちひろ 岐阜大学, 医学部, 助教 (50610440)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 学生支援 / 学習者支援 / 新人看護師 / プリセプター / 心理学 / 発達障害 / メンタルヘルス / 学習支援 / 技術演習 / 学習環境 / 記憶の構造 / 学習困難 / 対応がむつかしい学習者 / 支援方法 / 対応に困る / 医療者 / 医療系学生 / 若手医療者 / 学習プログラム |
研究実績の概要 |
①ワークショップの実施:2022年5月20日に、医療系大学の教員と事務職員を対象としたワークショップ「Student supporter meets IRer~学生支援とIRの協働の可能性を探る~」を実施した。ここでは事務職員・教員との協働業務である学生支援とIR(Institutional Research)に関して、学生支援にIRの知見をどう生かすことができるかを共に考えた。また8月5日(日本医学教育学会:群馬)に、ワークショップ「障害のある医療系学生/医療職と共に学び/働く環境づくりに向けて~現場での困りごとから、いま何が問題かを考える~」において企画運営に携わった。 ②論文の執筆:BMC Medical Education誌(open access)に、Difference between perceptions of preceptors and newly graduated nurses regarding delay in professional growth: a thematic analysis が掲載された。著者はChihiro Kawakami, Rintaro Imafuku, Takuya Saikiである。看護臨床現場で働く新人看護師と、その教育担当であるプリセプターの間のミスマッチについて、双方のインタビューから明らかにした。新人看護師が臨床業務課うまく進められない理由を、当事者の新人看護師は周りの人や環境のせい(外因的要因)にし、プリセプターは新人看護師ががんばらないため(内因的要因)というように、原因を求める先が異なっていた。このような結果をもとに、今後の新人看護師支援のプログラムが検討できることを示唆した。 ③学習プログラムの作成:学習プログラムの作成に向けて、準備を進めている。学びのためのいくつかの動画を作成する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の影響により対面によるワークショップやセミナーの開催が大幅に遅れていたが、徐々にオンラインや対面でのワークショップやセミナーの実施が可能となってきたため開催をしている。これまでに収集したインタビューでの内容を論文化するなど、成果をまとめることもでき始めている。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに収集したインタビューデータや、ワークショップやセミナーでの手ごたえをもとに、教育者が気軽に学べるe-learning教材を作成していきたいと考えている。その準備を始めており、徐々に数を増やしていきたい。また、これまでの成果をまとめて論文化することも始めており、広く広めていきたいと考えている。
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