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自閉スペクトラム症児者の個人内・環境要因をふまえた情動制御測定ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K13205
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関東北大学

研究代表者

松崎 泰  東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (10806160)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード自閉スペクトラム症 / 感情 / 不安 / 怒り / 共感 / emotion regulation / 情動制御 / 自閉症スペクトラム障害 / 評価ツール
研究成果の概要

本研究課題ではASD児者が情動制御において困難さを有する場面を抽出した。その中で特に、不安や悲しみ、落ち込みの持続性に関わる指標が大きな割合を占めていることが判明した。この困難さは、親子や、親と学校の相談頻度と強く相関していることが明らかとなった。一方、ASD症状の強さと、上記の困りは負の相関関係であった。これより比較的ASDの症状が弱いASD者において高くなりやすい困りであることも示唆された。他にも、怒りやいらつきの抑制、あわれみや共感の表出、社会場面で望ましい感情表出といった要因について、ASD児者の情動制御の支援ニーズがあることがうかがわれ、教育的評価上の観点となりえると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究課題ではASDの児童・生徒が感情を抑えたり、出すのが難しい場面にどのようなものがあるのか抽出することで、彼ら/彼女らの感情に関する支援ニーズを評価する尺度の作成に寄与することが目的であった。調査からASDの児童・生徒が感情に関して困りやすい要素として(1)不安や悲しみの持続性、(2)怒りの抑制、(3)あわれみや共感の表出といったものが抽出された。特に(1)のニーズが高いことが相談頻度の観点などから推察された。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 自閉症スペクトラム障害児者の感情制御尺度作成の試み(2)2021

    • 著者名/発表者名
      松﨑 泰・川島隆太
    • 学会等名
      日本心理学会第84回大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 自閉症スペクトラム障害児者の感情制御尺度作成の試み(1)2020

    • 著者名/発表者名
      松﨑 泰・川島隆太
    • 学会等名
      日本発達心理学会第31回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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