研究課題/領域番号 |
18K13209
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
宮内 久絵 筑波大学, 人間系, 准教授 (40530986)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 低発生頻度障害 / インクルーシブ教育 / 指標 / 小・中学校 / ハイ・ニーズ障害 / 視覚障害 / 評価指標 |
研究成果の概要 |
本研究は、低発生頻度障害である視覚障害に焦点をあて、日本のインクルーシブ教育システムをさらに促進するために不可欠な要素である小・中学校改革に着目した。具体的には小・中学校が自律的にインクルーシブな教育環境を築くにあたって活用可能な評価指標の作成を試みた。評価指標の作成にあたっては、欧米での実地調査と文献研究を用いて視覚障害児童生徒が質の高いインクルーシブ教育を受けるうえで必要となる諸条件と小・中学校が自律的にインクルーシブな教育環境を築くにあたって必要となる諸条件とを明確にし、それらの要素を反映する形とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、視覚障害児童生徒が質の高いインクルーシブ教育を受けるうえで必要となる諸条件(個人+環境要素)と、小・中学校が自律的にインクルーシブな教育環境を築くにあたって必要となる諸条件(環境要素+要素の相互関係)を明らかにした。視覚障害生徒がインクルーシブ教育を受けるうえで必要となる条件は個人・環境に関する要素のいずれかの視点から解明はされてきたが、本研究はより包括的な視点から両要素とその相互的な関係にも着目した点で新規的であり、学術的意義がある。また、考案した評価指標は、学術的知見を基準に小・中学校のニーズに合わせて作成し、小・中学校改革を補助する可能性に富む実用的なツールとなっている。
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