研究課題/領域番号 |
18K13212
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
稲田 尚子 帝京大学, 文学部, 准教授 (60466216)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 認知行動療法 / ソーシャルシンキング / 集団随伴性 / 他者視点取得 / クラスワイド / 幼児 / 視点取得 / 児童 / 児童期 |
研究成果の概要 |
本研究は、知的障害のない自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)に対して、幼児期および児童期に実施できる、ソーシャルシンキングのプログラムの開発を行い、その有効性を検討することを目的として行った。幼児対象には「身体全部を使って話を聞こう」という話を聞く姿勢を楽しくスモールステップで示す紙芝居を開発し、児童対象には「気づきの力」として、他者視点を促進するワークブックを開発した。それぞれを体験的に学ぶためのプログラムも同時に開発し、それぞれの有効性検討を予備的に実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の一環として、ソーシャルシンキングの代表的な三部作(ガイドブック、幼児・児童対象の絵本、思春期対象の漫画)が翻訳され、刊行されたことにより、全国の児童・保護者が日本語でそれらの著作にアクセスできることにつながり、社会的意義が大きい。また、ソーシャルシンキングは、いまだ十分にそのエビデンスが蓄積されていない点が課題であったが、本研究において、新たに「身体全部を使って話を聞こう」の紙芝居、「気づきの力」のワークブックが開発され、その有効性が予備的に示された点で学術的意義も充分にあると考えられる。
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