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小・中学校における合理的配慮決定プロセス:ICF-CY及びセンター的機能の活用

研究課題

研究課題/領域番号 18K13214
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関横浜国立大学

研究代表者

徳永 亜希雄  横浜国立大学, 教育学部, 教授 (10359119)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード合理的配慮 / 小・中学校 / ICF-CY / センター的機能 / ポルトガル / ICF / 小中学校 / 合意形成
研究成果の概要

本研究に連なる前段階の研究で検討した,主に特別支援学校での知見を踏まえ,小・中学校での合理的配慮決定プロセスについて検討した結果,ICF-CYの概念的枠組は,実態分析や参加を促すための環境としての合理的配慮検討に有効であることが示唆された.小・中学校における合理的配慮決定に寄与することが期待される特別支援学校のセンター的機能については,障害種や小・中学校での違い等が確認され,従来の特別支援学校をリソースセンターに改編して,小・中学校等の支援を行ってきたポルトガルでの知見が有用だと考えられた.他方,提供されている合理的配慮の内容そのものについて分析した結果,観点別や障害種別の特徴が示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで主に特別支援学校をフィールドとして得られた合理的配慮決定プロセスに関する知見が小・中学校でも有効であることが示唆されたことは,特に社会的に意義があると考えられる.また,従来の特別支援学校をリソースセンターに改編して,小・中学校等の支援を行い,インクルーシブ教育を推進しているポルトガルでの知見はこれまでほとんど紹介されていないところにおいて学術的意義があると考えらえる.他方,提供されている合理的配慮の内容そのものについて分析した結果,観点別や障害種別の特徴を明らかにしたことは学術的にも社会的にも意義があると考えらえれる.

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (22件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (9件) (うちオープンアクセス 2件、 査読あり 1件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 重複障害のある児童生徒への学習機会や体験の確保に関する合理的配慮の検討―インクルーシブ教育システム構築支援データベースの実践事例の検討を通して―2024

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄, 田中浩二
    • 雑誌名

      横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学

      巻: 7 ページ: 203-214

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [雑誌論文] 病弱・身体虚弱のある児童生徒への学習機会や体験の確保に関する合理的配慮の検討―インクルーシブ教育システム構築支援データベースの実践事例の検討を通して―2023

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄, 田中浩二
    • 雑誌名

      横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学

      巻: 6 ページ: 184-193

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 病弱・身体虚弱のある児童生徒への心理面に関する合理的配慮の検討―インクルーシブ教育システム構築支援データベースの実践事例の検討を通して―2022

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄, 田中浩二
    • 雑誌名

      横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学

      巻: 5 ページ: 159-168

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 肢体不自由のある幼児児童生徒への学習機会や体験の確保に関する合理的配慮の検討―インクルーシブ教育システム構築支援データベースの実践事例の検討を通して―2021

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄, 田中浩二
    • 雑誌名

      横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 = Journal of the College of Education, Yokohama National University. The educational sciences

      巻: 4 ページ: 152-160

    • DOI

      10.18880/00013722

    • NAID

      120006994789

    • URL

      https://ynu.repo.nii.ac.jp/records/11063

    • 年月日
      2021-03-03
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] ポルトガルでのインクルーシブ教育の実際2021

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二
    • 雑誌名

      新ノーマライゼーション

      巻: 41 ページ: 12-13

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] ポルトガルのインクルーシブ教育の新たな展開2021

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二
    • 雑誌名

      障害福祉NEWS

      巻: 34 ページ: 8-9

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] ポルトガルのインクルーシブ教育の概要2021

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二
    • 雑誌名

      JANNETメールマガジン

      巻: 209(号) ページ: 3-3

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 肢体不自由のある幼児児童生徒への心理面に関する合理的配慮の検討 ―インクルーシブ教育システム構築支援データベースの実践事例の検討を通して―2020

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄, 堺裕
    • 雑誌名

      横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 = Journal of the College of Education, Yokohama National University. The educational sciences

      巻: 3 ページ: 142-151

    • DOI

      10.18880/00013144

    • NAID

      120006820275

    • ISSN
      24339474
    • URL

      https://ynu.repo.nii.ac.jp/records/10482

    • 年月日
      2020-02-28
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 脳性まひの児童のための学校における心理面・健康面に関する合理的配慮ICF-CYコアセット作成の試み―インクルーシブ教育システム構築支援データベースの実践事例とICF-CYとの適合性検討に基づいて―2019

    • 著者名/発表者名
      堺裕,徳永亜希雄,田中浩二
    • 雑誌名

      帝京大学福岡医療技術学部紀要

      巻: 14 ページ: 1-16

    • NAID

      120006723699

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 子どもの育ちを切れ目なく支える個別の教育支援計画へのICF分類項目の実装化の検討2024

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二
    • 学会等名
      日本リハビリテーション連携科学学会第25回学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] ポルトガルにおけるインクルーシブ教育の展開Ⅳ―現職研修の取り組みを中心に―2023

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄,田中浩二
    • 学会等名
      日本特別ニーズ教育学会第29回研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 子どもの育ちを切れ目なく支えるICFを活用した共通情報シート開発に向けた基礎的研究2023

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄,田中浩二
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第61回大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 考え方としてのICF,ツールとしてのICF(自主シンポジウム話題提供)2022

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第60回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] ポルトガルにおけるインクルーシブ教育の展開Ⅱ―関連法令改正を踏まえた校内体制の整備を中心に―2022

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄,田中浩二
    • 学会等名
      日本特別ニーズ教育学会第27回研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] ポルトガルにおけるインクルーシブ教育の展開Ⅱ―関連法令改正を踏まえた校内体制の整備を中心に―2021

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二
    • 学会等名
      日本特別ニーズ教育学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 中学校・高等学校での合理的配慮における特別支援学校のセンター的機能の関わりの検討2021

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二,小林幸子
    • 学会等名
      日本リハビリテーション連携科学学会第22回学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 幼児児童生徒への理解啓発を図るための合理的配慮の検討―肢体不自由のある幼児児童生徒を中心に―2020

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二
    • 学会等名
      日本特別ニーズ教育学会第26回研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 小学校での合理的配慮における特別支援学校のセンター的機能の関わりー事例検討を通してー2020

    • 著者名/発表者名
      德永亜希雄,田中浩二,小林幸子
    • 学会等名
      日本リハビリテーション連携科学学会第21回学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 支援が必要な子どものための「かながわの切れ目ない支援体制の構築」におけるWHODAS2.0活用の検討の取組2020

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄,田中浩二,柏木雅彦,立花裕治,堀野史雄,堀田亜依美,中山聖枝
    • 学会等名
      厚生労働省第8回ICFシンポジウム
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] Implementation of International Classification of Functioning, Disability and Health (ICF) - Japan experience2019

    • 著者名/発表者名
      Akio Tokunaga
    • 学会等名
      Rehabilitation International Asia and Pacific Regional Conference (マカオ)
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] ポルトガルにおけるインクル-シブ教育システムの動向―関連法令改正の概要を中心に―2019

    • 著者名/発表者名
      徳永亜希雄,田中浩二,堺裕
    • 学会等名
      日本特別ニーズ教育学会第25回研究大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 自主シンポジウム「ICFを活用した学齢期の発達障害支援から多領域連携の実現可能性を考える」(指定討論)2019

    • 著者名/発表者名
      萬谷 きみ子,安達潤,渡邊隆史,保護者A,桐田由佳,佐々木千鶴,徳永亜希雄
    • 学会等名
      日本LD学会第28回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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