研究課題/領域番号 |
18K13216
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
吉井 勘人 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (30736377)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 仲間 / 協同 / スクリプト / 自閉スペクトラム症児 / 発達支援 / 支援方法 |
研究成果の概要 |
ASD児の中核的課題の一つとして、仲間と協同することの困難さが挙げられる。本研究では、ASD児とその仲間との協同を促進するために、スクリプト(生活文脈)を用いた支援方法を適用し、ASD児の仲間との協同の発達可能性を検討した。協同のレベルを①仲間との動作的協同、②言語を介した基礎的な協同、③会話による発展的な協同の3つに分け、各レベルで支援を行った。その結果、各レベルで、ASD児の仲間との協同活動が成立し、日常生活場面における仲間との関わり方にも変化がみられた。以上より、スクリプトを用いた支援方法を契機としたASD児の仲間との協同の発達可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ASD児の中核的課題の一つとして、仲間と協同することの困難さが挙げられる。本研究では、ASD児とその仲間が協同して活動できるようになることを目的として、「クレープづくり」や「電車遊び」をテーマとしたスクリプト支援を行った。その結果、ASD児の仲間との協同活動が成立し、日常生活場面における仲間との関わり方にもポジティブな変化がみられた。以上より、スクリプトを用いた支援により、ASD児の仲間と協同する能力の発達の可能性が示された。
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