研究課題/領域番号 |
18K13221
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
横田 晋務 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (70734797)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 潜在的態度 / 機能的磁気共鳴画像法 / MRI / fMRI / 態度変容 / 発達障害 |
研究成果の概要 |
本研究では、自閉スペクトラム症(ASD)者に対する潜在的態度測定課題および、潜在的態度の肯定的変容を促す介入プログラムの開発を目的とした。 ASDと身体障害に対する潜在的態度の測定課題として、Implicit association testをもとに新規課題を開発し、ASDに比較して身体障害への潜在的態度が有意に否定的であることを明らかにした。また、fMRIを用い、態度に関連する脳領域の活動が、潜在的態度指標を有意に予測することを明らかにした。潜在的態度の肯定的変容を促すことを目的とした介入プログラムの効果検証においては、予備的な分析の結果、介入群において肯定的な顕在的態度の変容が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでASDへの態度に関する先行研究においては、顕在的態度、潜在的態度自体について報告されているが、他の障害と比較したことは本研究の独創的な点である。また、潜在的態度測定課題の妥当性については、これまで顕在的態度指標などとの相関から検討されてきたが、本研究においては生理指標である脳機能データから予測できることを明らかにしたという点は、学術的意義があると考えられる。さらに、社会的意義として、介入プログラムにおける介入効果が明らかになったことは、高等教育における発達障害学生支援の発展に寄与することができると考えられる。
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