研究課題/領域番号 |
18K13225
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
|
研究機関 | 早稲田大学 (2020-2021) 昭和女子大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大森 幹真 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (50779981)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 読み書き / 視線機能 / 読みの発達段階 / 読み書き困難 / 学習支援科学 / 読み / 書き / 英単語学習 / 学習支援 / 発達障がい / 特別支援教育 |
研究成果の概要 |
本研究では定型発達児と発達障がい児を対象に,学習段階を連続的に捉えた移行促進的学習支援を行い,読み書き学習の獲得・段階の移行過程に付随した「読む・書く・見る」行動の変容を解明し,学習支援科学という融合領域を構築することを目的とした。その結果、読み段階が低い群や学習困難児よりも各対照群の方が特に書字場面での平均注視時間が短くなることを明らかにした。また、課題・訓練中の画面注視割合と読み書き獲得との関連や、書字の熟達化による視線機能の変容も示した。さらには、文節単位読み訓練を通じて発達障害児群と定型発達児群が同程度の文章理解向上を示したことから、同訓練により読み段階の移行につながる可能性を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では定型発達児と発達障害児を対象に,「文字-単語-文章」読みの学習段階に応じた学習支援を行い,読み書き学習の獲得に応じた「読む・書く・見る」行動の変容を明らかにし,「学習支援科学」領域を構築することを目的とした。その結果、文章読み段階に近い子どもたちや定型発達児の方が発達障害児や学習困難者よりも書字場面での平均注視時間が短くなることを明らかにした。また、学習困難児へ書字の熟達を促すことで、視線機能が変容することも示した。さらには、文節を時系列的に提示した文節単位読み訓練を行うことで発達障害児群の文章読み理解向上につながり、同訓練により読み段階の移行につながる可能性を明らかにした。
|