研究課題/領域番号 |
18K13233
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 東京大学 (2018, 2022) 一橋大学 (2020-2021) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2019) |
研究代表者 |
奥村 安寿子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (60749860)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 英語 / 読み書き困難 / 発達性ディスレクシア / 検査開発 / 音韻意識 / 中学生 / 小学生 / 診断手順 / 英語の読み書き / 英語学習困難 / 英語読み書き困難 / 早期発見 / 教育的介入 |
研究成果の概要 |
主に日本語を母語とする小学生、中学生の英語読み書き困難の早期発見・対応を目的とした基礎調査と検査開発を行った。成果として、小・中学校において1単位時間内で集団実施できる、英語の読み書きおよび音韻意識検査を開発した。次に、英語の読み書きについて、大文字の書き取りを第1段階、基礎的な英単語の読み書きを第2段階とする、検査・診断手順を確立した。さらに、発達性ディスレクシアのある小・中学生との比較から、有用な検査課題の精査を行った。これらの成果から、英語読み書き困難のリスクが想定される小学生、中学生を早期に発見し、適切な介入につなげる指針が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語は、2020年度に小学校でも必修化され、5-6年生では教科化された。これに伴い、発達性ディスレクシア等を背景とした英語読み書き困難の増加、早期化が想定される。本研究成果は、英語圏を中心に進められてきた読み書きおよび音韻意識の検査について、日本語母語児の実態を明らかにし、検査適用を可能にした点で学術的意義を有する。また、本研究成果は、本邦の英語読み書き困難に対する教育的・医療的対応の早期化かつ適正化への貢献が期待される点で、社会的意義も高いと考えられる。
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