研究課題/領域番号 |
18K13237
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
張 興国 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任助教 (60780492)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 仮想現実 / 教育システム / 安全運転 / 全方位映像 / 運転教育 / 事故防止 / 全方位カメラ / 拡張現実 / 危険予測 |
研究成果の概要 |
運転者の危険予測能力を高めることにより,事故の防止が可能であると考えられる.現存する教育システムでは,臨場感が低く,使用者の自主性も低い.本研究では,この問題を解決するために,全方位映像とヘッドマウントディスプレイ,入力用の小型端末を用いた新たな教育システムを提案する.このシステムでは,実際の運転時のような感覚で使用することができ,なおかつ自主的に危険場面を探索することが可能である.また,本システムを用いた訓練効果に対する検証実験を行ったところ,使用者の危険予測能力の向上が確認できた.本システムの活用で運転者の危険予測能力が向上し,交通事故の低減に繋がることが期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は,従来に開発した運転者教育システムの臨場感やインタラクティブが不足などの欠点を解決するため,360度全方位力メラで収集した道路映像とVRゴーグルを組み合わせ,実際の運転に近い道路危険場面を予測する運転者教育システムの開発を行った.運転者は自動車事故発生状況をVRで疑似体験し,その危険性を,あたかも自身の体験のように感じることにより,交通安全の理解促進につなげる取り組みである.また,インターネット接続環境とモバイル端末,ヘッドマウントディスプレイ等があれば,どこでも交通安全教育の体験が可能であり,交通安全教育にかかる運用負担の軽減も期待でくる.
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