研究課題/領域番号 |
18K13238
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 (2021-2022) 東京都立産業技術大学院大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
大崎 理乃 武蔵野大学, データサイエンス学部, 講師 (50630802)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 学習支援システム / 学習環境デザイン / データビジュアライゼーション / 協調学習 / ラーニングアナリティクス / 可視化 / 教材設計 / 教育学習支援システム / 評価 / 教材開発支援ツール / 知識表現 |
研究実績の概要 |
本研究は,主体的・対話的で深い学びを実現する方法として注目されている協調学習の教材設計が,教師の経験と勘に依存しすぎているという課題を解決するために,協調学習教材の設計支援システムを開発し,システムの機能や有用な利用方法の検討を行うものである.2022年度の計画では,提案方法に関する検討として,教育現場と連携した調査と情報収集を行い,本研究課題が提案するシステムの機能を検証しユーザーからのフィードバックをもとに改善することを予定していた.しかし,COVID-19感染拡大防止のための活動制限や教育現場を取り巻く状況の変化によって,研究計画の変更が必要となった.そこで,昨年度までの研究において,本研究課題の提案方法によって明らかにされた協調学習課題の設問による学習への影響に焦点をあてるとともに,近年の教育実践環境でのICT機器の整備状況を踏まえて,オンライン環境での協調学習における実践研究に取り組み,今後の分析のためのデータを収集した.また,提案方法を利用して設計した教材の有用性検討のため,近年世界的に注目されているQuantitative Ethnographyのアプローチに取り組んだ.これらの検討の結果,本研究提案が目指す協調教材設計支援のために,教材知識の広さと深さのほか,学習の段階性の検討が求められることが確認された.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
学校現場での活動や出張に制限が生じたため,予定していた実践的調査と情報収集の多くが実施できなかった.一方で,近年の教育実践環境でのICT機器の整備状況を踏まえて,オンライン上での協調学習に関する実践研究に取り組むなど,当初計画に対して発展的に実施することができた部分もあった.以上のことから,研究の進捗状況はやや遅れていると判断した.
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今後の研究の推進方策 |
当初計画の最終年度に予定していた検討として,教材設計支援方法の機能や有用性の評価を実施する予定である.具体的には,研究協力者を対象とした調査と情報収集を行い,本研究課題が提案するシステムの機能を検証しユーザーからのフィードバックをもとに改善する.さらに,様々な学校種での本研究提案方法の利用可能性を検討する.
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