研究課題/領域番号 |
18K13239
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 横浜商科大学 (2019-2022) 青森中央学院大学 (2018) |
研究代表者 |
石橋 嘉一 横浜商科大学, 商学部, 准教授 (40604525)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 批判的思考能力 / ルーブリック / マインドマップ / 問題説明 / 情報整理 / 評価研究 / 論理的思考 / 学習ポートフォリオ / 課題認識 / 大学教育 / 科目横断 / 批判的思考 / 汎用的能力 / クリティカル・シンキング / リベラルアーツ / 学習評価 / 教育工学 / コミュニケーション学 / コミュニケーション教育 |
研究成果の概要 |
大学教育の座学と、学外の実習にも使用できる批判的思考能力育成を支援する科目横断的な学習ポートフォリオを試作し、評価を行った。結果、特に批判的思考育成の基礎段階では、学習内容の要点の発見、要点間の論理的・体系的な整理について支援する必要性がわかった。次に発展段階として、より高次な能力として考えられるエビデンスへの着眼、情報の評価、論理的結果の提示に至る段階的な支援の必要性が考えられた。また、学習者の観点からは、自己の批判的な思考と態度を内省し、評価をする際には、授業内容と学習活動を想起させる具体的なシラバスや活動の記録が求められたことから、文脈依存性の高いルーブリックの必要性がみてとれた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報技術の発展で変化し続ける社会において、またグローバル社会における様々な社会問題の解決にも必要とされる能力は、現実を構成する過程を正確に理解し、社会の改善に積極的に関ることができる批判的思考能力であることが指摘されている。本研究ではより良い社会を構成するための本質的で実用的な能力は批判的思考能力であるという位置づけから、その能力の段階的な育成方法について探求した。学習ポートフォリオという評価ツールを大学の授業内で使用して、学習者からデータを収集した。本研究期間では、批判的思考能力育成で必要とされる項目を整理し、評価実験からは特に能力育成の基礎段階で必要とされる教育支援の方法について考察した。
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