研究課題/領域番号 |
18K13247
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
谷 賢太朗 新潟医療福祉大学, 医療経営管理学部, 助教 (40758322)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 視覚障がい者 / 一次救命処置 / 胸部圧迫 / アプリケーション / スマートフォン |
研究成果の概要 |
心肺蘇生法を含む一次救命処置は心肺停止患者の予後に大きく寄与する重要な処置といえる。一次救命処置を支援するアプリケーションは既に存在するが、視覚障がい者向けのものはほとんどない。本研究では、視覚障がい者向けの一次救命処理を支援するアプリケーションの開発を試みた。本研究で開発したアプリケーションを用いた実験では、傷病者の発見から胸部圧迫の開始までの手順を2分以内で行えることを確認した。しかし、被験者の胸部圧迫の深さを測定したところ、不十分な場合が多いことが分かった。この結果から開発したアプリケーションの胸部圧迫深度のトレーニングの関してはまだ課題があると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したアプリは視覚障がい者が一次救命処置を実施を支援するものであり、このアプリによって傷病者に対して一次救命処置を試みる視覚障がい者が増えることが期待される。本来であればこのようなアプリに頼ることなく一次救命処置を実施できるのであれば、そちらの方が迅速に処置できる。それでも今回開発したアプリがあることでいざという時にアプリを見れば大丈夫、という安心感を与えることができると考えている。また視覚障がい者の方には自分が他者から助けられている分、人を助けたいという気持ちをもっている方も多い。そのような方のQOLを上げるという意味においても社会的意義があると考えている。
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