研究課題/領域番号 |
18K13249
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
小貫 睦巳 常葉大学, 保健医療学部, 准教授 (80708892)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 指圧技能習得 / 圧センサー / シミュレーター / 学習支援 / シミュレータ / 指圧技能修得 / スマートラバーセンサ / 見える化 |
研究成果の概要 |
鍼灸師や理学療法士の専門教育課程修得において指圧手技を学ぶ上で指圧の教授方法や指圧実技の客観化は重要な課題である。本研究ではこの指圧技能修得のために、布状の圧力センサーを活用し圧力測定を行い、また視覚障がい者向けに音声を活用した圧の強弱の表示までを可能として指圧技能の修得に客観性を持たせるシステムを構築する。 これにより、視覚障がい者をはじめとする鍼灸師養成等の徒手技能修得に役立つシミュレーター開発を行い、教育効果を目に見える形にすることで経験的な教育からさらに一歩進めて科学的な徒手技能修得を体系づけることを目的とする。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で作製した機器によって定義された指圧技能の巧拙については、指圧の客観的評価につながる方向性を示した。また晴眼学生・視覚障がい学生いずれにおいてもシミュレーターによって個々の母指圧についての運動感覚の形成は十分為されたとはいえなかったが、左右同時圧しの場合の同期についてはシミュレーターを使った練習によって運動感覚が形成されたという結果となり、シミュレーターを使った実技習得が有意義であるという成果が得られた。これにより視覚障がいによる感覚情報の不足を聴覚で補うという方向性は一定の成果を得られたと考える。これらは今後の指圧手技習得のための教育に活用できる技術としての意義があるといえる。
|