研究課題/領域番号 |
18K13274
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
高木 彩 千葉工業大学, 社会システム科学部, 教授 (30532395)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | リスク認知 / リスク・コミュニケーション / 萌芽技術 / ICT / 人工知能 / 自動運転 / ベネフィット認知 / 感情 / 信頼 / 社会的受容 / ELSI / IT / 知識 / 仮想現実 / 機械学習 / 信頼感 |
研究成果の概要 |
萌芽技術のリスクをどのように認知するのかその認知機構に関して、知識要因(熟慮的プロセス)は、主観的知識と客観的知識がともに高い水準にある場合にリスク認知を低減させうることを明らかにした。また、対象技術に対してどの程度ポジティブあるいはネガティブな感情を持っているかといった感情要因(直感的プロセス)がリスク認知に及ぼす影響は知識要因よりも大きく、畏怖や嫌悪といった個別感情も一部の萌芽技術に対し弱い関連があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会において萌芽技術を受容し活用する過程では、その萌芽技術のリスクを一般市民がどのように認知するのか、その認知機構の理解は不可欠である。本研究では、専門家や技術者が知識を提供する際には、伝達する技術情報量が十分なものであるかというだけでなく、市民側が「十分な知識を得て自分の知識量は高まった」という主観的感覚にも留意することや、対象技術にどのような感情を抱いているのか、その感情のポジティブ/ネガティブだけでなくどのような種類の感情なのかにも留意することの必要性が明らかとなった。
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