研究課題/領域番号 |
18K13279
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
下田 俊介 東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (70622679)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自己肯定化 / 自己防衛反応 / 健康リスク情報 / 自己価値 / 社会対人的資源 / 対人的資源 / 自己過程 / 自我脅威 / 自己防衛 |
研究成果の概要 |
本研究は、健康リスク情報に対する自己防衛反応(例えば、自身に関連する健康リスク情報の信ぴょう性を過小評価する傾向)を低減し、情報の受容を高める手法として自己肯定化(自分にとって重要な自己価値の確認)に焦点をあて、より効果的な自己肯定化の手法について検討した。本研究では、スマートフォンの長時間使用や過度の飲酒に関する健康リスク情報に対して自己防衛反応が生じることが確認された。そして、それら健康リスク情報の受容を高めるために効果的な自己肯定化の手法として、自身の保持する対人的資源(家族や友人のソーシャルサポート)を確認することが有効である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日常的に目にする健康リスク情報に対して自己防衛反応が生じることを確認した。そして、自身の保持する対人的資源を確認することが、自己防衛反応を低減し、健康リスク情報を受容するために効果的であることが示唆された。これらの成果は、健康リスク情報に対する自己防衛メカニズムの更なる解明や、個人の健康改善に関する介入方法の開発の一助として重要な知見を提供するものであると考えられる。
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