研究課題/領域番号 |
18K13289
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
大木 真 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系TEグループ, 准教授 (10624562)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 集団エゴグラム / エゴグラム / 集団分析 / ファジィ測度 / ファジィ重回帰分析 / 社会心理学 / 数理工学 / 経営工学 / 集団意思決定ストレス法 / ビジネスシミュレーションゲーム / 集団作業分析 / ビジネスゲーム / 制限時間順守傾向 / 集団討議 / 包除積分 / 性格検査 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、人の集団の特徴(性格)を数値表現する方法を確立することである。平たく言えば“性格診断のチーム版”を作ることである。個人の性格診断では、教育や研修、心身症の治療、メンタルトレーニングなど様々に活用されている一方で、集団の性格を数値やグラフで表現する有力な方法は現在のところ存在しない。 本研究では、性格分析法の一種であるエゴグラムを数学的に集約することで「集団エゴグラム」を算出する方法を確立した。この集団エゴグラムは、個人のエゴグラムと同じように性格診断に活用することが可能であり、これによって組織運営やチーム育成,構成員の選定など、個人以上に活用の幅が広がることを期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
“集団の性格”を分析しようとする研究は多数存在するが、そのほとんどが定性的(数値で表せない方法)であるため、扱いが難しく、専門家の仲介(説明)を必要とする。僅かに存在する定量的(数値で表せる方法)な研究も、分析に用いている数値を信頼して良いほどの論理的証拠を示せていない(これについても本研究の報告論文にて言及している)。 本研究では、集団の性格を数値化する論理的な方法を提案し、この提案手法の信頼度の確認までを行っている。これまで非常に困難であった“集団の性格の数値化”が可能となることで、集団分析や社会心理学など学術分野での発展に寄与できるとともに、企業や自治体などの運営に貢献できる可能性がある。
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