研究課題/領域番号 |
18K13295
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田中 瑛津子 名古屋大学, 博士課程教育推進機構, 特任助教 (10754947)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 興味の深まり / 協同学習 / チームワーク / 日常場面の問題 / 動機づけ / 協働 / 理科授業 / 発話分析 / 認知と動機づけ / プロセスの理解 / 指導法の開発 / 深い学び |
研究実績の概要 |
2022年度は5月から3月末まで産休・育休を取得した。そのため、研究実績としては非常に限られたものとなってしまった。 具体的な研究成果としては、以下の「視聴覚教育」に投稿した記事のみであった。(田中瑛津子 (2022). 学習への興味を深める教育と視聴覚教材・ICTの活用 視聴覚教育897, 2-3. )この記事では、これまでの自身の研究成果を踏まえ、学習への興味には深さによって複数の種類があることを示し、浅い興味から深い興味へ深まるプロセスについて解説した。さらに効果的に浅い興味を喚起させ、さらに興味を深めるための視聴覚教材やICTの活用方法について提案を行った。 また、2023年度に向けて、質問紙研究および実践研究の二つの研究計画について検討も行った。 質問紙調査では、大学生を対象に、普段の学習スタイル(どれだけ丸暗記ではなく理由に着目して学習をしているか)と、協同学習を想定した文脈での行動判断および協同学習に対する有効性の認知との関連について検討する予定である。そこで、2022年度においては先行研究を参考に質問項目の選定、協同学習の場面と行動判断のための文章の作成と検討を行った。 実践研究では、大学院生を対象に、異分野の学生が協同して一つのプロジェクトを提案する授業を行い、その効果と難しさについて検討を行う予定である。そこで、2022年度は授業内容の検討、授業計画の立案、質問項目の選定等を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は6月に第二子出産のため、5月中旬から3月末まで産休育休を取得した。そのため、ほとんど研究活動を行うことができなかった。休職前の4~5月についても、本業の引き継ぎ業務等が増え、なかなか研究に当てる時間を捻出できなかった。その結果、個人の学習方略に関する信念と協同学習に対する認識や行動選択との関連を調べる質問紙調査の実施や、大学生の協同学習中の認知や興味の変化を検討した研究についての論文執筆・投稿については、2023年度に持ち越して実施することになった。今回の出産に伴い、さらに1年研究期間が伸びた。そこで、2023年度には、上述の質問紙調査の実施、論文投稿に加えて、実践研究を行う。具体的には、多分野の大学生・大学院生が共に協同しプロジェクト提案を行うワークショップ型の授業を行い、その効果や難しさ、必要な支援について詳しく検討を行う。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度が最終年となるので、まずは予定している質問紙研究および実践研究の実施を優先して行う。質問紙調査では、大学生を対象に、普段の学習スタイル(どれだけ丸暗記ではなく理由に着目して学習をしているか)と、協同学習を想定した文脈での行動判断および協同学習に対する有効性の認知との関連について検討する。実践研究においては、大学院生を対象に異分野の学生が協同して一つのプロジェクトを提案する授業を行い、その効果と難しさについて検討を行う。
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