研究課題/領域番号 |
18K13298
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安永 和央 九州大学, アドミッションセンター, 准教授 (80777665)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 国語テスト / 大学入試 / 記述式問題 / 評定者 / 評価基準 / 一致度 / 字数制限 / 項目分析 / 回答欄 / 解答類型 / 記述式テスト |
研究成果の概要 |
本研究は,高校2年生約300名に実施された国語の大学入試問題の回答を対象に,評価基準や評定者が記述式テストの結果に及ぼす影響について検討を行った。評価基準の検討においては,評価基準A:正答,誤答,無回答,評価基準B:評価基準Aの内容に準正答を加えた評価を設定し,2つの評価基準を用いて評価を行った。その結果,特定の設問においては識別力が高くなることが示唆された。評定者の検討においては,3名の評定者の評価がどの程度一致しているかを検討した。その結果,評価をする際の判断が評定者に委ねられる設問においては,一致度が中程度にとどまり,評定者によって受験者の評価が大きく異なり得ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,わが国においてほとんど検討されてこなかった国語テストにおける記述式問題を対象に,評価基準や評定者がテストの結果に及ぼす影響を明らかにした点である。また,教育現場の協力により得られた成果であるため,実際に教育へ応用できる点が本研究成果の社会的意義である。
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