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相談することに非主体的な状態で来談する学生への実践的支援モデルの検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K13303
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関北里大学

研究代表者

大町 知久  北里大学, 健康管理センター, 講師 (30750129)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード非主体的来談学生 / 回避 / カウンセラーの理解と対応 / 支援モデル / インタビュー調査
研究成果の概要

本研究では、相談する事に非主体的な状態で学生相談機関を訪れる学生(以下非主体的Cl)に対する実践的支援モデルを検討した。研究1では学生相談機関に勤めるカウンセラー(以下Co)へのインタビューを行った。研究2では、研究1を含め、これまでの非主体的Clへの支援に関する知見をまとめ、実際の事例に照らして有用であるか検討した。
その結果、支援の初期には、非主体的Clを支援の場に繋ぎ続けるために、彼らにとって負担となる相談する主体としての役割をCoが肩代わりし、相談の場に居る事に伴う負担を和らげる対応と、関係が築けた程度に応じて、徐々に彼らに本来の役割を戻す対応を組み合わせた支援が有効であると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

悩みを抱えながらも自ら支援を求めない学生は、将来的なライフキャリア上のリスクを抱えており、支援を行う必要性が高い対象とされている。しかし、前述した状態にある学生は、相談場面等の心理的な葛藤に直面する場面を回避する傾向が強いため、支援が中断し易い。従って、支援を行うこと自体がカウンセラーにとって困難となることが指摘されていたが、これまでにカウンセラーにとっての具体的な対応の指針となるモデルは検討されていなかった。本研究によって示した支援モデルは、そうした特徴を持つ学生に対応するカウンセラーが支援方法を検討する際の手掛かりとなりうると考えられ、その点に本研究の学術的および社会的意義があると考える。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 非主体的来談学生に対するカウンセラーの理解と対応に関するインタビュー調査 -非主体的な状態で来談した学生が主体的な相談者となっていくまでの支援について-2020

    • 著者名/発表者名
      大町知久・山田裕子・守屋達美
    • 学会等名
      心理臨床学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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