研究課題/領域番号 |
18K13304
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
吉武 尚美 順天堂大学, 国際教養学部, 准教授 (40739231)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | スクール・エンゲージメント / 思春期青年期 / 対人関係 / ポジティブな発達 / ネットの問題利用 / 縦断調査 / メンタルヘルス / 対人ネットワーク / 中高生 / スクールカースト / キャラ / 学業成績 / 不登校予防 / 学校段階 / サポート / 葛藤 |
研究成果の概要 |
本研究は,不登校予防に資する対人支援のあり方を検討する目的で,学校生活や学習活動への参加態度を行動,認知,情動の側面から把握するスクール・エンゲージメントという概念に注目し実証的検討を行った。 本研究課題の研究期間中の成果としては,①学習意欲だけでなく社会生活への積極的参加,居場所感を含む,包括的な学校生活への参加態度を測定できるスクール・エンゲージメント尺度の検証,②中学から高校の6年間におけるスクール・エンゲージメントの推移の描出、③親,友人,教師とのやり取りがスクール・エンゲージメントを介して社会的適応(成績,健康)に影響するプロセスの検証などが挙げられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
誰とのどのようなやり取りが学校生活を楽しくし,勉強に励むことにつながるのだろうか。本研究は中学・高校期において,認知・情動・行動的側面から学校適応を捉えるスクール・エンゲージメントという概念を修学意欲の指標として導入し,各側面に影響を及ぼす対人関係を関連付けた。我が国での研究実績は浅く,適応の指標として用いた研究は少ないスクール・エンゲージメントに注目し,実証的検討を進めた点に本研究の学術的意義がある。 また,思春期の対人関係を包括的にアセスメントするツールを提供することにより,問題となっている関係性を同定し,効果的な介入のための情報提供が可能になる。よってこの点に社会的意義が見出せる。
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