研究課題/領域番号 |
18K13320
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 峻介 浜松医科大学, 医学部附属病院, 臨床心理士 (50816262)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | うつ病 / 大うつ病性障害 / 認知行動療法 / CBT |
研究成果の概要 |
抑うつ症状の改善に効果があるとされている認知行動療法だが、適応的な行動や認知を学習することで社会適応の改善が期待される。本研究では認知行動療法が社会適応の改善にどのような影響を与えているかを検討するために、大うつ病性障害の診断基準を満たし、認知行動療法が標準的治療として推奨されている軽症患者5名に対して認知行動療法を実施した。治療の前後で症状評価と心理学的評価をおこない抑うつ症状と社会適応の変化を測定した。結果として、抑うつ症状は優位に低下しており、改善が見られたと言えるが、社会適応の値は有意な差が得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では認知行動療法のみでは社会適応に改善が見られなかった。大うつ病性障害改善を目的とした認知行動療法では社会適応まで改善させることは難しいと言える。そのため、抑うつ症状改善で治療を終結するのではなく継続的に治療をおこない社会適応のテーマを扱っていくことが重要だと言える。また、本研究では研究協力者が少なかったためデータ数が十分とは言い難い。また、対照群を設定していない。今後は実験方法を再検討していく必要があるといえる。
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